ローマから吹く風




ブラッチャーノ湖近くのレストラン

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 Midoromaさんはダンナの友達3カップルと、ローマの郊外ブラッチャーノ湖近くのレストランへ食事に行きました。エンゲル係数が高い生活をしてるので、外食は久しぶり。
 
 ブラッチャーノ湖近くに住まいを持つカップルの案内で、カップル御用達のレストランへ。魚がおいしいということで魚尽くし。




 
primo piatto (第一の皿=パスタあるいはスープ類、要するに炭水化物系)
 
 primo piattoはブロッコリとスカンピのパスタ。パスタは卵の黄身だけで練った自家製。ちょこっといれたトマトが利いてておいしい。
 



 
secondo piatto(第二の皿=魚か肉、要するにタンパク質類)
 
 secondo piattoは湖で穫れたなんとか言う魚のポテトの包み焼き。三枚におろした魚をスライスしたポテトでサンドイッチにし、塩、こしょう、野生ウイキョウの葉、オリーブオイルで味付けして、オーブン用の紙で包んで焼いたもの。
 
 スパイスとデリケートな魚の味がよくマッチしてた。



 
 デザートはシチリアのお菓子、カンノーロ。
 
 もうお腹いっぱいだったのだけど、自家製と聞いてつい頼んでしまった。あれだけおいしいプリモとセコンドを作るシェフのお菓子はさぞおいしいだろうと思ったら、やっぱりおいしかった。



 
 お菓子を食べている時に「どう?」と、オーナーシェフのおかあさんがテーブルに廻って来た。「なにもかも息子がやってるのよ。あたしはアシスタント」と、皆が誉めるのを聞いて嬉しそうに言った。


 そしてシェフのアゴスティーノも登場。
 
 前は雇われコックだったのだけど、利潤追求を前面に出すやり方が気にくわなくてやめて、納得のいくやり方でレストランを運営している。作るのは彼一人。お母さんがアシスタントをして、姪っ子と男の子二人が給仕。それだけ待たされるけど、納得のお味でした。
 
 会計は10人で約4万4千円。一人4400円。魚料理でこの値段なら高くない。それに一品一品シェフの愛がこもっていた ^_^